2023年12月09日
PSSピストル 取説
PSSピストルの固定スライドガスガンを製作しました。
中身はマルイのLCPです。
PSSピストルの解説をここでしても仕方がないので気になる人は調べてみてください。
モデルガンは個人製作で今までに何度か製作されているみたいですが、エアソフトとしては初だと思います。
実銃が消音拳銃なので固定スライドガスガンなら雰囲気は出るんじゃないでしょうか。
以下キットの取説です。
初出品はコミックマーケットC103を予定しています。
頒布価格はC103時点で10000円です。(以後のイベントで価格改定の可能性あり。)
まず注意事項ですが、本品を用いることによっての不具合、破損による怪我等、
その他の不利益に一切責任を等サークルは負いませんのでご了承の後に使用してください。
はじめに、組み立てにはマルイのLCPが1丁必要になりますので別途用意してください。
では内容物の確認です。
写真のプラパーツ一式と小物類一式があることを確認してください。
小物部品は極低頭M5-L10ナット付き、M3-L25ナット付き、スプリング、ピンΦ3-12L、タップビス×3、組立済みのリコイルスプリングアッシーです。
タップビスはLCP本体の物をそのまま使ってもかまいません。予備品扱いです。
プラパーツはABSなので接着の指示がある個所はABS用の接着剤や瞬間接着剤で固定してください。
プラパーツはラフトから外して、サポート部を除去してください。
この際怪我には気を付けてください。
サポートと製品の差がわかりにくいところはこの後の写真などを参考にしてください。
LCPは内部フレーム一式とマガジンを使うので分解しておいてください。
基本的に分解はネジを外していくだけなので割愛しますが、
不安な人は調べていただくと分解手順を公開している人が大勢いらっしゃいますので参考にしてみてください。
内部フレームにはセーフティが組み込まれていますが、こちらは使わないので
写真の様にセーフティ埋めのパーツに交換してください。
フレーム後部にハンマーを接着します。
ハンマーはこの写真で左側に寄せて接着してください。(差し込めるようにガタがある分だけ左に寄せられます。)
マガジンキャッチ部を組み立てます。
スプリングを凹に合わせてΦ3のピンで固定します。動きが渋くないか確認してください。
このあとフレームに組み付けるのでナットを入れ込むのを忘れないよう注意してください。
フレームにマガジンキャッチ部を差し込みM5のボルトを締めて固定します。
締めこみすぎると割れるので注意してください。
マガジンはマガジンボトムを交換します。
マガジンボトムのマガジン側にナットを入れて、マガジンボトムが動かないようにM3-25のボルトで押さえつけます。
ここも締めすぎると割れるので注意してください。
マガジン挿入時にマガジンボトムがキャッチに押されて動かなければ良いです。
フレームにLCPの内部フレームを固定します。
フレーム上部にアウターバレルを差し込み、それをフレーム下部に差し込み、
最後にインナーバレルを差し込み、インナーバレル固定のイモネジを締めます。
フレームの上下部は最終的に接着しますが、この時点ではまだ接着しないでください。
アウターバレルは最終的に接着でも、差し込みだけでもどちらでも良いです。
ガタが気になる人はテープなどで芯を出して接着するなりしてください。
スライド下部を差し込み、トリガーを引いて作動を確認します。
この時にマガジンの装着が必要なので、ガスと弾が入っていないことを確認してください。
トリガーとマガジンの給弾部分と連動する銀色の部品(以後給弾レバーとします)が
干渉しないかが確認のポイントとなります。
動かしているとバレル部分が動いたりするのでマスキングテープ等で仮止めすることをお勧めします。
スライド可動としたためこの部分の擦り合わせが必要です。
スライド内部の給弾レバーとの接触面を少しずつ削ってください。
写真の擦れている部分が削った個所です。上面はヤスリがあったってしまっていますが削らなくても問題ありません。
削り過ぎると逆に給弾レバーが遊んでしまい給弾不良となりますので慎重に擦り合わせてください。
削る量としてはコンマ数ミリ程度のはずです。
作動が問題ないことを確認したらスライドの上下とセーフティ、リアサイトを接着します。
この時点でフレームの上下も接着してください。
最後の組み立てです。
スライド上部の穴にリコイルスプリングアッシーを差し込み、後ろから少し押して先端のボルト頭を飛び出させます。
(リコイルスプリングアッシーはバネ側が銃口側です。)
飛び出したボルト頭をマズルの切り欠き部分に引っ掛けます。
(この引っ掛ける箇所のサポートを除去する際に引っ掛け部分を削らないように注意してください。)
本体にスライドを差し込み、マズルをバレルに被せるように固定します。
これで組み立ては完了です。
今回のキットは擦り合わせが必要なので当サークルのキットとしては組み立て難易度が高いです。
3Dプリントパーツの出力時の誤差と組み込み時の誤差の積み上げなので、
アタリを引くとほぼ調整なしですが、ダメな場合は調整が必要です。
ハンマー部の接着時の左寄せは誤差をつぶすための物ですが、これだけでは解消できませんでした。
LCPの内部フレームを組む位置も効いてくるので調整する際は気にしてください。
また表面仕上げ時にパテを盛るとコの字のスライドはパテの収縮に引っ張られて
開口が小さくなる方向に動く場合があるので注意してください。
以上が組み立て説明になります。
不明点や質問があれば組み立て以外でも受け付けます。
ここのコメント欄、メール、Twitterで連絡いただければと思います。
Posted by ジョゼッフォ at 18:22│Comments(0)